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11月 2020の記事一覧

中島宏著『クリスト・レイ』第78話

 しかし、契約して来ている以上、今さら破棄することもできず、まして日本に帰ることすらできない。そこのところをどうしてくれるか、というのが人々の抗議であった。だが、上塚にしてみれば、単なるブラジル現地での代理人にすぎず、彼自身、何の権限も決定権も持っていなかった。怒り狂う移民の人々に対して、皇国殖民会社の立場の人間としてはただひた ...

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《ブラジル》大統領「違法木材の購入国を暴露する!」=BRICS会議で吠える=欧州諸国の批判を強くけん制=WHO再編なども要望

 ボルソナロ大統領は17日、オンラインのBRICS会議の席で「森林伐採を急増させたことでブラジルを非難しながら、実は違法伐採された木材を購入している国のリストを作成し、近日中に公表する」と発言して、欧州諸国を強くけん制し、物議を醸した。18日付現地紙が報じた。  BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国の総 ...

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《ブラジル》コロナ禍=実効再生産数でも感染再拡大を確認=サンパウロ州はクアレンテーナ延長=南部2州は手術の延期発表

 英国のインペリアル・カレッジが17日、ブラジルの「実効再生産数(Rt)」は1・10と発表し、ブラジルが再び感染拡大傾向に戻った事が明らかになったと同日付現地サイトが報じた。

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《ブラジル》来年の最低賃金増額か?=予想以上のインフレ亢進で

 経済省経済政策局が17日、2020年のインフレ率(全国消費者物価指数、INPC)予測を4・10%に引き上げたのに伴い、2021年の最低賃金も見直したと発表した。

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サンパウロ市市長選=PTはボウロス支持表明=ルッソマノはコーヴァス推す

 29日に行われる決選投票を前に、サンパウロ市市長選を争うブルーノ・コーヴァス氏(民主社会党・PSDB)とギリェルメ・ボウロス氏(社会主義自由党・PSOL)が支持の獲得合戦を行っている。18日付伯字紙が報じている。  ボウロス氏にはまず、労働者党(PT)候補で得票数が6位に終わったジウマール・タット氏をはじめ、フェルナンド・ハダ ...

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《ブラジル》アマパー州で再度の大停電=復旧開始かと期待した矢先に真っ暗闇

 【既報関連】3日に始まった広域停電の復旧が徐々に広がっていた矢先のアマパー州で17日夜、2週間で2度目となる広域大停電が発生したと18日付現地紙、サイトが報じた。  18日朝の報道では、17日の広域大停電は午後8時半頃に発生。「同州全域が停電した」や「13市が停電」との情報が入り乱れている。  エレトロノルテ社によると、今回の ...

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《ブラジル》中銀=第4四半期は景気減速と予想=年末はドル高傾向か

 中央銀行が18日、20年第4四半期の経済は減速するとの見通しを出した。18日付現地紙サイトが報じている。

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東西南北

 ブラジルでスポーツといえば、ほとんどサッカーで埋まるのが常。だが18日付現地紙は、ブラジルが生んだ伝説のボクサー、エデル・ジョフレが1960年11月18日に世界バンタム級チャンピオンに輝いたことと、それから60年が経過したことを大きな記事で伝えた。ジョフレといえば日本でもおなじみのボクサーで、ファイティング原田とのタイトルマッ ...

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特別寄稿=米国しのぐ一等国になれる=日本式しつけをブラジルに=サンパウロ市在住 坂尾 英矩(ひでのり)

 日伯修好125年移住112周年となり、日系社会はブラジルの中産階級に定着して国民からの信用が厚いのは誠に喜ばしい限りです。  近頃非常に少なくなった一世たちは、もう孫の時代になると日本語は通じなくなるし、子供たちの国際結婚が増えて淋しくなるが時代の波で仕方ない、という嘆きを時々耳にします。  しかし私は、人間とは環境の動物です ...

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移民史料館=企業や個人に寄付募る=大型改修工事に410万レアル=ルアネー法活用を呼びかけ

 歴代の皇室、首相、日本政府高官を始め、たくさんのブラジル公立校生徒などを迎えてきた「ブラジル日系社会の顔」――日本移民史料館(山下リジア玲子運営委員長)が、9階部分の改装工事に着手するため「ブラジル日本移民史料館―2020年度年間プラン」を打ち出し、来年12月までに410万レアル寄付を企業や個人から募っている。文化奨励法(ルア ...

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