茂木(もぎ)が来日してちょうど30年。東日本大震災では17回も被災地を訪れて支援活動を行い、熊本地震、和歌山・長野の水害など全国規模で被災地への支援と救援活動を行っている。さらに25年間続けている在日日系ブラジル人の福祉、健康、教育、日常生活の支援など、在日ブラジルNPO団体の代表理事として活躍するボランティア活動家として知ら ...
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秋の叙勲=多彩な分野から12人受勲=安部元下議、山村氏、ヨコタ氏ら=音楽、交流、金融、学術など
日本政府は秋の叙勲受章者を3日に発表した。ブラジルからは邦人叙勲5人、外国人受勲7人の12人が受勲した。受勲者と功績は次の通り。(敬称略) 【日本国大使館推薦叙勲受章者】 〈邦人叙勲〉 ▽平駒治(89)=旭日双光章=元ブラジリア日伯文化協会会長、元ブラジリア連邦区日伯文化協会娯楽協会会長。1960年に建築分野にお ...
続きを読む »GREEN KIDS=ラップに込めた心の叫び=高橋幸春(東京在住ジャーナリスト)=〈2〉
出稼ぎで来日した日系人の多くの家庭では、ポルトガル語やスペイン語が使われる。当然子供たちも、日本語を話す機会は少ない。団地内でも飛び交うのはポルトガル語やスペイン語だ。 双子の兄弟は地元の小学校入学式の日、自己紹介の順番が回ってきた時、日本語で話すことができずに泣き出してしまった。 容貌も日本人とは異なる。母親は日系人だが ...
続きを読む »中島宏著『クリスト・レイ』第68話
プロミッソン マルコス・ラザリーニは、はっきり言って当時の日本移民のことについては、ほとんど何も知らなかったといっていい。日本語を覚え始めるまでは、特に日本に対する関心や興味があったわけでもない。無論、彼らたちの存在は知っていたが、それが自分たちの生活と直接的な繋がりもなかったし、いってみれば別世界の住人たちというふうな感覚で ...
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