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東京五輪へあと200日切る=ブラジルからは152人の出場が確定=女子選手の数が男子を上回る

昨年の予選で東京五輪出場を決め、喜ぶブラジルの男子バレーボールチーム(FIVB/Divulgação)

 五輪イヤーの2020年、ブラジルは152の出場枠を確保して年が明けた。
 東京五輪は7月24日から8月9日まで行われる。現時点でブラジルが確保している出場枠は、女子が80、男子が65、男女混合で競う馬術の枠が7だ。
 国際五輪委員会(IOC)は五輪における男女平等を促進するため、女子の種目を増やし、男子限定の種目を減らしてきた。
 前回のリオ五輪では、女子選手の割合は全体の45%だった。
 現在確定しているブラジルからの出場枠中、女子の枠が男子を上回っている理由は、女子が出場を決めた種目に団体競技が多いことだ。
 女子で出場が決まっているの種目は、7人制ラグビー、ハンドボール、サッカーなどだ。7人制ラグビーは12人、ハンドボールは14人、サッカーは18人が登録、出場できる。
 男子の場合、ラグビーは南米予選突破に失敗。ハンドボールも出場権獲得の見込みは薄く、サッカーは今月18日からコロンビアで開催される予選次第だ。
 バスケットボールは男女共に、今後、予選が行われる。バレーボールは男女共に出場権を確保している。
 ブラジル五輪委員会(COB)のスポーツ・ディレクター、ジョルジェ・ビシャラ氏は、「女子スポーツの伸び幅は男子スポーツよりも大きい」とし、多くの企業に女子スポーツへの協賛を呼びかけている。
 また、COBは、最終的なブラジル人の五輪出場選手総数は、2008年北京大会の277人に近くなるか、それを上回ると見込んでいる。
 前回のリオ五輪では、自国開催による優遇措置で多くの種目にブラジル人の枠が与えられたため、465人が出場した。ブラジル国外で開催される五輪でのブラジル人出場者数は北京大会が最高だから、東京五輪でこれを上回ると最高記録の更新となる。
 今後数カ月間で、水泳や陸上の国内選考会が行われ、ブラジルの東京五輪出場枠も増えていく。
 東京五輪は7月24日が開会式だが、その2日前に女子サッカー、1日前には男子サッカーが開幕する。また、ブラジル選手団は7月10日から随時日本入りしていく。(6日付アゴーラ紙より)