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U23ブラジル代表=南米予選に向け急ピッチ調整=急遽メンバー入りのレイニエールは別メニュー調整

追加召集でメンバーに加わったMFのマイコン(Lucas Figueiredo/CBF)

 今月18日にコロンビアで開幕する、U23南米選手権(東京五輪南米地区予選)に出場する男子サッカーU23ブラジル代表は、リオ州内陸部テレゾポリスにあるブラジルサッカー連盟(CBF)の合宿所でトレーニングを積んでいる。
 3日の合宿開始から5日目となる7日には、合宿所にロジェリオ・カボクロCBF会長がトレーニング場に姿を見せた。
 U23代表メンバーは12月16日に発表されたが、その後、何人もの選手が所属チームによるU23代表への供出拒否にあい、メンバーが入れ替わった。
 そのために急遽メンバー入りしたフラメンゴの新鋭MFレイニエル(17)は、昨シーズン中も12月21日まで試合があったため、疲労が考慮され、7日の戦術練習には加わらなかった。
 レアル・マドリッドへの移籍も取り沙汰され、身辺が騒がしいレイニエールは、疲労を取るため、電気器具を使った調整を行った。
 ジャルジーニ監督は先発組と控え組を明確に区別せず、攻撃側と守備側に分けて戦術練習を行った。また、シュート練習や基本的な攻撃のコンビプレー、守備から攻撃への切り替えのトレーニングも行った。
 U23ブラジル代表は12日に、リオ州のクラブチーム、ボアヴィスタを相手に、最初の練習試合を行う。この試合は、U23代表チームの団長であるチアゴ・アウヴェスがボアヴィスタの幹部でもある縁で実現する。
 9日と11日には2部練習も予定されている。また、15日にはポルトゲーザとの練習試合も組まれている。
 金メダルを獲得した2016年のリオ五輪の時とは異なり、東京五輪では、ブラジルも南米予選を突破しなくてはならない。
 そのため、ブラジルは昨年6月のトゥーロン国際や、9、10、11月のFIFAマッチデー期間を利用してチーム強化に努めてきた。
 しかし、今月18日から最長2月9日までのU23南米選手権は、FIFA指定の国際マッチデー期間ではないので、CBFに強制力がない。  
 現在のU23ブラジル代表は、ロドリゴやペドロ、ドウグラス・ルイス、エメルソン、リャンコ、イバニェスなど、19年の強化試合に出場した選手の多くを欠いており、急ピッチで連携を高めなければならない状況に置かれている。(7日付グローボ・エスポルテより)