国内で最も有名な福音派議員のひとりで、両院政府副リーダーでもあるマルコ・フェリシアーノ下議が6日、所属政党のポデモスから正式に除名された。6、7日付現地紙、サイトが報じている。
処分そのものはポデモスの全国党委員会が12月に決めていたが、本人の希望で、フェリシアーノ氏が党内で禁止されているボルソナロ大統領の支持を行ったことだけが表向きの理由とされた。
だが、フェリシアーノ氏はかねてから、下議としての公費15万7千レアルを歯の治療費に充てていたことが報じられ、問題視されていた。
また、2019年の議員割当金の受給が最も多かった議員も同氏であることも注目されている。
フェリシアーノ氏は党を除名されたため、党移籍を行っての下議の任期続行が可能だ。同氏は、ボルソナロ氏の新党「ブラジル同盟」への移籍が有力視されている。
フェリシアーノ氏は2013年に下院の人権委員長に就任したが、かなりの保守派として知られ、国民からの強い反対世論が起きた。また、2016年には女性ジャーナリストへの強姦未遂疑惑で訴訟を起こされるなど、常に様々な形で物議を醸していた。
タグ:ボルソナロ