ブラジル本荘追分会(川合昭会長)は「第5回本荘追分ブラジル大会」を3月1日(日)午前9時から、サンパウロ市ビラ・マリアナ区のブラジル秋田県人会会館(Av. Lins de Vasconcelos, 3390)で開催する。優勝者は、8月に秋田県で開催される「第36回本荘追分全国大会」の出場権を得る。
大会の出場申し込みは1月末までで、連絡は同県人会(電話=11・5573・4107)、または久保田紀世さん(電話=12・98149・1996)まで。申し込みの際に氏名、年齢、住所を伝えること。出場料は35レアル。
本荘追分は秋田県由利本荘市に伝わる民謡で、三味線や太鼓の演奏により、比較的賑やかで派手なことが特徴。日本民謡の中で難易度の高いことでも知られる。
大会には70人の参加を予定している。案内に来社した川合会長は「最近では若者や非日系の愛好家も増えており、皆本当に上手」と大会への期待をのぞかせた。
同じく来社した久保田さんはブラジル大会の初代優勝者で、日本の全国大会でも特別賞を受賞。第3回ブラジル大会では非日系女性のエスピンドラ・イングリッジさんが優勝し、日本の大会でも5位入賞を果たしている。
今年は同県人会の創立60周年にあたり、大会も記念行事の一環として開催。大会後には秋田名物のきりたんぽが特別価格の10レで販売される。
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3月に開催される「第5回本荘追分ブラジル大会」の案内に来社した川合昭ブラジル本荘追分会会長らは、昨今の日系社会で日本民謡愛好家が増えている理由について「日本のアニメ番組の主題歌に三味線や尺八が使われていて、そこから三味線などを習い始めた人が、今度は民謡に興味を持つ」のだと解説した。日本民謡普及にまでつながるとは、アニメソングおそるべし。