【既報関連】リオ大都市圏のノヴァ・イグアス市にあるグァンドゥ浄水場に17日の朝7時30分、大型の水ろ過装置を載せた3台の貨物トラックの内、最初の1台が到着したと、同日付各現地サイトが報じた。
リオ大都市圏では、水道水が濁り、不快な匂いや味がするという事態が続いている。グァンドゥ浄水場は、リオ大都市圏内に供給される水の80%を浄化している。
リオ州水道局(Cedae)は、「水の匂いや味は、有機化合物のゲオスミンが原因で、健康上の害はない」としていたが、現地ではミネラルウォーターの買占めも発生している。
ろ過装置は非常に大きいため、輸送は夜間にしか行えない。残り2台の貨物トラックも、この週末中にグァンドゥ浄水場に到着する。
このろ過装置は同浄水場で組み立てた後、活性炭を装着することで初めて機能する。活性炭の一部は既に届いているが、本格稼動のためには、17日正午にパラナ州を出る予定の活性炭の到着を待つ必要がある。活性炭を装着しての正式稼動は、週明けまでに行われる予定だ。
また、17日朝は3人のCedae職員が事件の原因を調査している警察署に赴き、事情聴取を受けた。また、リオ州知事のウィルソン・ヴィッツェル氏は17日、Cedae浄水部門担当理事のマルコス・シメッリ氏を解任した。
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