サンパウロ州データ分析システム財団が、25日に市政466年を迎えるサンパウロ市の人口は1186万9660人と発表した。
同システムによると、2050年の同市の人口は1200万人となる見込みで、1950年の200万人と比べると、100年間で6倍に増える計算になるという。
サンパウロ市の人口が最も勢い良く増えたのは1950年代で、当時の人口増加率は年5・6%だった。
1980年以降、継続的に人口が減少した時期があったが、現在は増加傾向にある。しかし、2040年から2050年には人口減少が始まる可能性があるという。
96ある区の大半は人口が5~15万人だが、マルシラック区は人口が8千人強に過ぎない。人口最多区はグラジャウーの39万人で、ジャルジン・アンジェラの33万8千人がそれに続く。
男女別の人口比率は男性100に対し、女性110で、女性の方が多めだ。年齢別に見た人口が最も多いのは30~44歳で、15歳未満の子供の割合は19%、65歳以上の高齢者は11%いるという。
市民全体の平均年齢は36・5歳だが、地域差が大きく、パレリェイロスの31・9歳など、平均年齢が34歳以下の区が17区あった。逆に、アウト・デ・ピニェイロスの44・7歳など、平均年齢が41歳以上の区も17あるという。(20日付アジェンシア・ブラジルより)