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森昇氏が96歳誕生日祝う=今も健脚でゴルフを楽しむ

森さんの誕生日ケーキを切った時の様子

 サンパウロ市近郊のモジ市中心部からモジ・ズットラ街道沿いに8キロ脇道に入った「モラロジア・ゴルフ場」で19日(日)、ナカムラ杯ゴルフコンペ及び森昇氏(イピランガ病院院長)の誕生会が催された。

 ナカムラ杯は今回で143回目を迎える。今月のコンペは36人のゴルファーが集まり、記念写真を撮った後、4人一組9グループで午前7時半から開始した。このゴルフ場は山あり谷ありで、ゴルファー達は汗を掻きながら楽しんでいた。

 全グループがプレー終了した時には、10時半を少し過ぎていた。その後昼食をとりながら今日の成績発表があり、9位から順に賞品が手渡された。

 優勝は長尾ミチロ氏(55、二世)でトロフィーと賞品、2位は野村エロイ氏(62、三世)が2019年の1等トリキリ賞も受賞した。

 このゴルフ場は高井伸慈氏が創設者で1972年にオープンし、今に至っている。ゴルフ場の全面積は52アルケールもあり、山の中にあるゴルフ場だけあって起伏が激しいゴルフ場として知られている。

 成績発表の後、森昇氏の誕生祝いとなった。1924年1月6日、サンパウロ州ノロエステ地方のビルグイに生まれた二世、モジ在住で96歳を迎えた。ケーキにナイフを入れて、皆で祝福した。

 モジ在住の堀井文夫氏(パラダイスゴルフ場オーナー)も参加し、森昇氏の誕生日を祝った。

 森氏はゴルフも上手で、足腰もしっかりとしており、8キロの距離も物ともせず、ゴルフ歴も30年を過ぎ、とても其の年とは思えないくらいの元気さを見せた。

 森氏に感想を尋ねると、「1964年にイピランガ病院を建てた時は、皆さんに応援して頂いた。だからこそ今があると思う。8年前に亡くした私の家内(医師)と二人三脚で頑張った。おかげで今は、子供2人孫4人で有意義な生活ができるようになった」とコメントした。現在病院の全従業員は300人を数え、医師だけで200人になるという。