発起人3人とブラジル日系熟年クラブ連合会(上野美佐雄会長)が共催する下本八郎元サンパウロ州議の講演・討論会「問題山積の令和を考える」が、29日(水)午前10時から、サンパウロ市の同連合会会館(R. Dr. Siqueira Campos, 134 – Liberdade)で開催される。入場無料。日本語で行う。発起人は大浦玄、大浦文雄、網野弥太郎の3氏。
昨年は日本では改元を迎え、日系社会では4月30日に「新天皇ご即位・新元号『令和』祝賀晩餐会」、日本での「即位礼正殿の儀」を受けた当地の奉祝晩餐会が10月22日に開かれた。
これらに出席した下本氏は、昨年12月に訪日して「令和・日本」を直に体験してきた。そこで、日本・ブラジルで「令和」を体験した下本氏が訪日の感想を語り、来場者と意見交換を行うもの。
大浦文雄さんは、「まず下本氏に訪日の素直な感想を語ってもらい、そこから来場者が思ったこと、今の日本に対して思っている疑問や問題点を率直にぶつけてもらう」と説明した。
網野さんは、「『外』から日本を見ている私たちだからこそ、わいてくる疑問や思いがあるのでは。それを自由に語り合ってほしい」と思いを語った。
問合わせは大浦玄さん(電話=11・5016・1920/11・94357・4066)まで。
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下本八郎氏の講演・討論会の案内に来社した発起人の大浦玄さん、大浦文雄さん、網野弥太郎さんは「今回は平日の午前中に日本語での開催になるので、一世が中心になるだろう」とした上で、「今後二世以降も参加しやすい場を設け、同様の話題を語り合ってほしい」と希望を述べた。令和到来の熱が冷めやらぬ今のうちに、二世以降も日本について考える機会を作り、日系コミュニティの強化を図りたいところ。