「テレビ・ウチナー」などの日系メディアで活躍する瀬名波美恵子さんが、2020年のカレンダー『日伯文化カレンダー』(パウロス出版社)を制作した。現在本紙編集部にて数量限定・先着順で無料配布中。
各月のページで和服姿の瀬名波さんを楽しめる趣向となっている。また「東京オリンピック記念」と題し、五輪の競技や日系社会で親しまれている相撲、柔道、野球などスポーツの写真も盛り込まれている。
「日本移民が持って来たスポーツ文化が、今や日系社会から世界へ羽ばたいている」と瀬名波さんは語る。
昨年からカレンダー制作を始め、今回が2作目。「スポンサー、テレビ・ウチナー、デザイナーの牧山エステヴァンさんほか、協力していただいた皆さんにお礼を申し上げたい」と感謝の意を表した。
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カレンダーを制作した瀬名波美恵子さんは「日系社会のスポーツ文化は日本の宝だ」と話した。オリンピックのメダル常連競技となった柔道はもちろん、卓球にも日系選手は多い。そのほか、移民が持ち込んだゲートボール、ラジオ体操、健康体操のようなものもある。「移民は祖国と移住先の両国に貢献するのが使命」と熱く語った。日本とブラジルをつなぐ切り口は様々あり、瀬名波さんもまた、テレビ・ウチナーを通して、その言葉を実践している。