19年8月30日から始まった、ブラジル北東部と南東部への原油漂着はまだ続いており、21日現在の汚染箇所は1003カ所となった。
国立再生可能天然資源・環境院(Ibama)によると、原油漂着で汚染された箇所は、北東部9州から始まり、エスピリトサント州、リオデジャネイロ州まで至っている。
原油の塊が最初に漂着して以来、5カ月近く経つが、原油漂着の原因は未だに解明していない。
海軍は、沈没船からの流出、故意または事故による漏出、原油の入った容器の不法投棄の三つの可能性を指摘している。
なお、Ibamaは昨年11月に、汚染箇所の数え方を、○○海岸などの単位ではなく、汚染された海岸線の距離(1キロ単位)に変更した。新しい基準では、原油で汚染された場所が10キロに及ぶ場合は、汚染箇所は10カ所と数える事になっている。
Ibamaによると、21日現在、570箇所は原油塊が全て取り除かれているが、434箇所はまだ、原油塊が残っているという。
また、パライバ州南部のピチンブ市ピチンブ海岸と、コンデ市のタバチンガ、コケイリニョ、タンババの各海岸には、23日も少量の原油塊が漂着したという。23日に漂着した原油塊の一部は24日に回収され、海軍の研究所に送られたという。(24日付G1サイトより)