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ブラジル経済省=昨年の正規雇用は64万純増と発表=サービス業等、13年以来の好結果

ブラジル経済省は24日、昨年12月の全就労・失業者台帳(Caged)を、2019年の年間トータルで正規雇用者数は約64万4千人増えたと発表した。24、25日付現地各紙・サイトが報じた。
12月単独では正規雇用は約30万6千人減少したが、昨年1月から11月までの累積では約95万人増だったため、差し引きして64万4千人増となった。この結果は、111万7千人増だった2013年以来の好結果だ。
ブラジルは14年半ばから16年末にかけて長期不況に苦しんだ。それでも14年は小幅増だったものの、15、16年は、150万、130万の大幅減だった。17、18年も景気回復と、それに伴う正規雇用回復ペースは遅く、17年は2万減、18年は52万9千増だった。
Cagedでは、八つの産業部門に分けて、正規雇用の増減を算出している。8部門全てで増えたたが、増加の幅が大きかったのはサービス業(38万2500人)で、商業(14万5400人)がそれに続いた。3位は建設業(7万1100人)、4位が製造業(1万8300人)、5位が農業(1万4300人)だった。
12月の30万人減は一見ショッキングだが、年末商戦用の雇用者が解雇されるため、毎年起こる定期的な現象だ。また昨年の下げ幅は、12月としては2005年以来14年ぶりの少なさだった。
ブラジル経済研究所(Insper)所属エコノミスト、セルジオ・フリポ氏は、「正規雇用が勢い良く増えていくには、政府が行政改革や税制改革を素早く行って、経済がもっと活性化する必要がある」と釘を差した。