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煎茶道=静風流灯楽会が初煎会、2日=「かしこまらずに楽しんで」

左から金井さん、水本さん、井料さん、岡本さん

 煎茶道静風流灯楽会(せいふうりゅうとうらくかい)ブラジル支部(岡本和子代表)は、『初煎会』を2月2日午後1時半から4時まで、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパラセ・ホテル(R. Galvão Bueno, 425)で開催する。参加費は無料だが、ご厚志は歓迎。

 灯楽会は、32周年を迎えた伝統ある煎茶道の茶会だ。35人ほど会員がおり、日本文化に興味がある日本語学校生徒やブラジル人も増えてきたという。

 「茶道」との一番の違いは、抹茶(粉末)ではないこと。煎茶道では普通のお茶っ葉で淹れる。茶道では大きな器に少しだけ抹茶を入れるが、煎茶道では普通の大きさのお茶碗を使う。玉露の場合はおちょこのような更に小さな器になるという。

 当日は紅茶も楽しめる。岡本さんによれば、紅茶を淹れるお湯の温度は高く、煎茶は低め、玉露はもっと低くする方が香りが楽しめるという。当日は様々なお茶が供される。水本法子(のりこ)副代表は「目の前で点てるので、いろいろな違いを実際にお見せできる」とのこと。

 金井エミリアさんによれば、当日出される和菓子は会員の手作り品とか。世話役の井料堅治(いりょう・けんじ)さんは、「かしこまらずに、普通に飲めます。どなたでも参加可能なので、気軽にどうぞ」と呼びかけた。