3日夜、サンパウロ州グアルジャーで、弁護士のヴィルジニア・タヴァレス・フェラス・ラモスさん(38)が強盗に襲われ、銃弾2発を受けて死亡した。ヴィルジニアさんは事件当時、銀行で金を引き出した後、車を運転していたところ、強盗団に近寄られたため、動揺してスピードを上げて逃げようとしたという。現在のところ、強盗団のひとりで19歳の青年が逮捕されている。ヴィルジニアさんは、2018年のサンパウロ州知事選に国民動員党(PMN)から出馬し、約2万8千票を集めて9位に入った企業家のクラウジオ・フェルナンド・アギアル氏の妻でもあった。
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サンパウロ市のバスや地下鉄、CPTM用のビリェッテ・ウニコは不具合が生じやすいことで知られており、現在は、システムの故障で、学生用のものの発行や更新ができなくなっているという。学生用ビリェッテは、半額料金、あるいは状況によっては全額無料で利用することを保障するが、新学期がはじまったというのに、新規発行も更新もできないというのだから、学生たちも気が気ではないはず。毎年繰り返される出来事だが、混乱が長引けば家計や通学に支障が出てくる家庭もある。早急な対応を願いたい。
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4日、サンパウロ大都市圏ではところにより強い雨が降った。その結果、カンタレイラ水系も4日に20ミリ強の降雨があった。同水系の5日午前9時現在の月間累積降水量は早くも100ミリを超えた。予報では、今週は最高気温こそ25度を超えるものの、連日20~30ミリの降雨が予想されているなど、不安定な状態が続くという。