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日系五団体=令和初の天皇誕生日盛大に=28日、還暦祝いをサンパウロ市立劇場で=市も賛同、庁舎に日の丸投影

祝賀御列の儀(2019年11月10日、from wikipedia)

 令和の御代となり、今上陛下は2月23日に代替わり後の初めての誕生日、しかも還暦を迎える。それを祝って主要日系五団体(文協、援協、県連、商工会議所、アリアンサ)が「天皇陛下誕生日祝賀会」を28日午後7時半から、サンパウロ市立劇場(Praça Ramos De Azevedo, s/n – República)で行う。当日はサンパウロ市役所が天皇誕生日を祝し、市役所の建物(Viaduto do Chá, 15 – Centro Histórico de São Paulo)に日本の国旗を映し出す特別な趣向も見られる予定。

 本紙ポルトガル語版姉妹紙のジョルナル・ニッパキ紙によれば、祝賀会のコーディネーター、文協の福原カルロス第7副会長は、「還暦は日本で大事な節目の年。そこでいつもと違う特別な催しをすることになった」と語る。

当日演奏を披露する池田ヒューマニズム交響楽団の皆さん

 当日、市立劇場では式典とともに、池田ヒューマニズム交響楽団による祝福のコンサートが開催される。この交響楽団は、ブラジルSGI(ブラジル創価学会インタナショナル)が1993年に創立した。同会場で演奏するのは、今回が3回目となる。

 当日は、同楽団のアレシャンドレ・ピント氏が指揮者を務め、約80人の楽団員がクラシック音楽を中心に演奏する。

 演奏会は40分間を予定。ロシアによる圧政への怒りや祖国フィンランド独立に向かう国民の心情が巧みに表現されている交響詩「フィンランディア」、力強い大作が多いベートーヴェンが珍しく書いた優しい小品「ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調」、メキシコ現代音楽の人気楽曲の一つ「ダンソン・ヌメロ・ドス」、滝廉太郎の「荒城の月」、SGIによる長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」の5曲と誕生日の歌を披露する。

 入場券は座席によって値段が異なり、40レアル、30レアル、12レアル。入場券の購入及び詳細の問い合わせは文協事務局(電話11・3208・1755)、又はメール(evento@bunkyo.org.br)まで。

 演奏会後は、招待客のみのカクテルパーティーが催される。