事件発生から2週間が経過するサンパウロ大都市圏ABC地区での宝石商親子殺害事件で、10日に新たな進展があった。既に逮捕されているジュリアノ・デ・オリヴェイラ・ラモス容疑者の弟で、逃亡中だったジョナタン・ファグンデス・ラモス容疑者が出頭したのだ。同容疑者はゴンサウヴェス家の長女アナフラヴィア容疑者の恋人のカリーナ・ラモス容疑者のいとこで、6日に逮捕令状が出ていた。アナフラヴィア容疑者によると、ジョナタン容疑者は一家の遺体を載せたジープに放火した際、爆発で火傷を負ったという。逮捕済みの男性容疑者2人は9日のTV番組で、ゴンサウヴェス一家はカリーナ容疑者が絞殺したと主張したが、本人は否定している。
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米国で9日、世界最大の映画の祭典アカデミー賞の授賞式が行われた。注目の長編ドキュメンタリー部門にエントリーされた、ブラジルのペトラ・コスタ監督による「ブラジル 消え行く民主主義」は、残念ながら選ばれなかった。受賞したのは、中国企業の米国工場での問題を描いた「アメリカン・ファクトリー」だった。ブラジル政界について描いた「消え行く~」は世論を二分する内容で、受賞こそしなかったが、「よくやった」とねぎらう声も多かった。
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サンパウロ市では9日から10日にかけて記録的な雨を見、全国的な話題となった。予報だと、今日11日も引き続いて強い雨が降るという。12日以降は予想降水量こそ減るものの雨の予報で、気温は下がったままだ。こういうときは地盤の緩みに伴う土砂崩れも心配だ。気温の変化による体調不良などにも気をつけたいところだ。