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王様ペレがうつに?=体調悪化でふさぎこむ=「歩けない姿を晒せない」と長男語る

 1958、62、70年と、ワールドカップ3回制覇を誇る“サッカーの王様”ペレ(79)が、「最近体調が思わしくなく、ふさぎ込みがちだ」と、息子のエジーニョがブラジルのマスコミに打ち明けた。

 ペレは近年、股関節の手術を受けて以来、公の場には専ら車椅子に乗って現れていた。

 ペレ本人は、2012年に受けた人工股関節の移植手術が失敗だったとしている。

 エジーニョは、「オヤジは、自分の体が思い通りに動かないせいで、かなり落ち込んでいる。股関節の移植手術をしたあと、ちゃんとリハビリをやらなかったから、今は自分で歩けない。そのことでうつ状態になってしまった」とブラジルメディアに語っている。

 エジーニョは、「考えても見てくれ。オヤジは世界に知られる“サッカーの王様”ペレだ。それが今では自分の足で満足に歩けない。オヤジはそのことを悔やみ、恥じているんだ。年齢も年齢だから、ある程度のことは仕方ないのかも知れないけど」と続けた。

 エジーニョ氏によると、ペレ氏は歩行補助機なしでは外に出られず、そのことで外出する意欲も失っているという。

 エジーニョ氏はさらに、「車椅子で人前に出なきゃいけなかった時に比べたら、少しはましになった。でも、まだ自力で歩くのは無理だ。それでふさぎこんでいるんだよ」と、ブラジルメディア、グローボ・エスポルテの取材に答えた。(11日付アゴラ紙などより)