ブラジル地理統計院は12日、昨年12月の月次商業調査(PMC)の結果を発表。それによると、昨年12月の小売業界の実績は、販売量で見ると前月比マイナス0・1%だったが、2019年の年間トータルでは前年比1・8%増だったことが分かった。
2019年の販売量が前年比増となったことで、2017年の2・1%、2018年の2・3%に続く、3年連続での前年比増となった。
小売の結果は、「燃料、潤滑油」「ハイパーマーケット、スーパーマーケット、食品、飲料、タバコ」「布地、衣類、履物」「家具、家電」「医薬品、医療、整形外科、香水」「本、新聞、雑誌、文房具」「オフィス用品、コンピューター、通信機器」「その他」の8部門に分けてそれぞれ算出される。
8部門中、前年比減となったのは、「本、新聞、雑誌、文房具」(マイナス20・7%)だけだった。
7部門中、前年比の販売量増加率が一番高かったのは、「医薬品、医療・整形外科用資材、香水」(6・8%)で、「その他」が6%増、「家具、家電」が3・6%増だった。
先の8部門に「自動車、オートバイ、各部品」、「建設資材」も加えて出した数字を「拡大小売」という。
2019年の「拡大小売」は前年比で3・9%増だった。「自動車、オートバイ、各部品」は前年比10%増で、「建設資材」は4・3%増だった。
昨年の実績を名目売上で見ると、一般小売は前年比5%増、拡大小売は前年比6・4%増だった。(12日付アジェンシア・ブラジルより)