ブラジルを代表するセーリング競技者、ロベルト・シェイト(47)が13日、7大会連続での五輪出場を決め、東京五輪にレーザー級の選手として参加することになった。
これは、オーストラリアのメルボルンで11日から開催中の世界選手権で、13日、シェイトが2度トップ10(7位と9位)に入り、総合順位を29位に上げたことで決まったものだ。14日以降のレースは上位42人で争われる。
シェイトは昨年7月に行われた世界選手権(日本の境港大会)で総合12位に入賞し、五輪出場資格を得ていた。五輪に出場するには世界選手権で18位までに入ってなければならない。ただし、2020年の世界選手権で他のブラジル人選手が入賞すれば、五輪出場権はその選手に奪われる可能性があった。
だが、今回開催中の世界選手権に出場しているブラジル人選手のグスターヴォ・ナシメントは84位と振るわず、五輪行きの可能性はないため、シェイトの東京五輪出場が確定した。
これでシェイトは、1996年のアトランタ五輪から数えて、7大会連続での五輪出場となる。彼はこれまで、アトランタとアテネ(2004年)で金メダル、シドニー(2000年)と北京(2008年)で銀メダル、ロンドン(2012年)で銅メダルを獲得(北京とロンドンはスター、それ以外の大会はレーザー)。五輪ではブラジル史上最多のメダル獲得者だ。
現時点でシェイトは、ブラジル人最多五輪出場のトップに立っているが、これに並ぶ候補があと3人いる。
ひとりは女子サッカーのフォルミーガ。同種目は既に五輪行きを決めており、フォルミーガは予選でも主力選手だった。召集が決まればシェイトに並ぶ。
このほか、馬術のロドリゴ・ペッソア、女子競輪のジャケリーネ・モウロンもこの記録に並びうる。(13日付グローボエスポルテ、同アジェンシア・ブラジル、同ポルタルR3より)