昨年のサッカー全国選手権覇者のフラメンゴと、ブラジル杯優勝のアチレチコ・パラナエンセが戦う、スーペルコッパが16日にブラジリアのマネ・ガリンシャスタジアムで行われた。
昨年、全国選手権を独走で制しただけでなく、南米一位の座を争うリベルタドーレス杯でも優勝したフラメンゴが、その強さを見せ付けた。
ブラジルでは、優勝した翌年は、より資金力のある国外リーグのチームに戦力を引き抜かれ、弱体化することが頻繁だが、フラメンゴは、昨年の主力をほとんど引き止めた上、パラグアイ代表DFのグスタヴォ・ゴメス、去年の国内の新星MFミシャエル、欧州帰りのチアゴ・マイアを獲得。FWにも同じく欧州帰りでブラジル代表経験もあるペドロを獲得しており、もはや、他のチームが戦意を喪失するような陣容をそろえて今シーズンに臨んでいる。
試合の方は、昨シーズンを破竹の勢いで勝ち進む原動力となった攻撃陣、ガビゴル、ブルーノ・エンリケ、アラスカエタが1点ずつ決め、守備陣もアチレチコ・パラナエンセを完封と、3対0で全く危なげのない勝利だった。
最近ではジョルジ・ジェズス監督が、「フラメンゴは、ブラジルの他のチームとは異なる次元で戦っている」と、正直に思っていることを発言し、「他チームへの敬意に欠ける」と批判されたが、結果で証明して見せた。
来週には、リオ州選手権前半戦のグアナバラ杯決勝を控えているフラメンゴだが、その前に、エクアドルで、昨年のリベルタドーレス杯優勝チームとスダメリカーナ杯勝者が戦うレコパが行われるため、リオには戻らず、17日朝、ブラジリアでトレーニングを行った後、その日の内にエクアドルのキトに向かった。(17日付グローボエスポルテサイトより)