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 日毎叢書企画出版の『楽書倶楽部』第512号が2月に刊行された。沼田信一著『信ちゃんの昔話』の転載が始まった。「ファゼンダ・コチアー」とタイトルにあるので、産業組合の話かと思ったら、北パラナのカフェ耕地の名前。平日はカフェの仕事をし、日曜日は自分の畑を作るという、休みのない開拓初期の生活風景が描かれている。「挑戦」(森田幸子)には「ベンデドール募集」の看板を偶然見て、飛び込みで申し込み、ポルトガル語が「話せない、読めない、書けない」にも関わらず、「日本人の信用」を盾にトップの成績を上げるまでになった驚きの実話。「読書の虫」(酒本恵三)もすごい。「お笑い芸人で芥川賞を受賞した又吉直樹は、その名誉ある賞をとるまでに小説を2千冊ぐらい読んだと自慢している。ざっと計算すると一週間に平均2冊だ。これぐらいのペースなら驚くにたらず、私でも若い頃は読んでいた」とも。関心のある人は同出版(11・3341・2113)まで。
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 在サンパウロ日本国総領事館の安全情報によれば、週末のサンパウロ市のカーニバルイベントで発砲事件が発生した。2月16日(日)午後5時半頃、シダージ・モンソエス地区及びブルックリン地区で行われたカーニバルで、集団強盗グループ(arrastao)が非番の警察官のネックレスを盗もうとし、警察官は犯人に向けて発砲した。男性3人、女性2人が被弾した。男性3人は犯行グループの一味だが、女性2人はただの参加者のよう。この週末だけでサンパウロ市内で400人以上が逮捕された。参加する人はカードすり替え詐欺、携帯強盗などに注意を。