21日、レアル・プラン導入後初めて、ドルが4・40レアル台に到達する瞬間が見られた。同日付現地紙サイトが報じている。
20日の相場は1ドル=4・3917レアルで閉じ、最高値を更新していたが、21日は取引開始直後に1ドル=4・4061レアルをつけた。
その後は、中銀が介入したこともあり、1ドル=4・3725レアルまで下げた。午後4時5分現在は1ドル=4・3896レアルだ。
いずれにせよ、1ドルが4・40レアルに達したのは、1994年7月1日にレアル・プランが導入されて以来、初めての出来事だ。
なお、経済学者たちによると、レアル・プラン導入後、実質的なドルが最も高かったのは、2002年10月22日に1ドル=3・9552レアルを記録した日だ。インフレ分を含めて計算すると、この日の1ドルは今日の11・016レアルに相当するという。