ブラジル保健省は21日付で、入国の際に発熱及び呼吸器系の異常等の症状があり、その発症から14日間以内に中国や日本等の特定の国への渡航歴がある者を、「新型コロナウイルス感染の擬似症者」として扱うと発表した。
中国以外の対象となる国は、日本、シンガポール、韓国、北朝鮮、タイ、ベトナム、カンボジア。さらに24日付で、ドイツ、オーストラリア、アラブ首長国連邦、フィリピン、フランス、イラン、イタリア、マレーシアも追加され、全部で16カ国になった。
25日付エスタード紙によれば、感染疑いがある者は入国時に検査を受け、疑いが晴れなかった場合はより詳細な検査のために入院させ隔離される可能性がある。
なお、25日付G1サイトでは、同日に新型コロナウイルスの検査で陽性反応がサンパウロ市で出たと報じている。ブラジルはもちろん、感染者は南米大陸でも初めて。