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《ブラジルサッカー》止まらぬフラメンゴの進軍=早くも今年3個目のタイトル獲得

既に今年3度目の優勝を果たしたフラメンゴ(Alexandre Vidal/Flamengo)

 昨年ブラジルと南米のサッカー界を席巻したフラメンゴの勢いが止まらない。16日にブラジルスーパー杯、22日にリオ州選手権のファーストステージ、グアナバラ杯を制したのに続き、26日にはエクアドルのインデペンディエンテ・デル・ヴァージェを倒してレコパ・スダメリカーナを制した。
 わずか11日間で3個目、今年3個目の優勝(タイトル獲得)だ。
 レコパ・スダメリカーナは前年度のCONMEBOL(南米サッカー連盟)主催のクラブチームの大会、リベルタドーレス杯と、スダメリカーナ杯の優勝チーム同士がホーム・アンド・アウェー方式で勝敗を競う。
 1週間前の19日にエクアドルで行われた第1試合を2対2で引き分けていたフラメンゴは、26日にリオのマラカナン競技場で開催されたホーム戦で、インデペンディエンテ・デル・ヴァージェを迎え撃った。
 前半早々の19分には、相手ディフェンダーがヘディングでボールをキーパーに返そうとしたところ、そのボールがクロスバーにあたったため、そのはね返りをエースFWのガビゴルがやすやすと決めて先制。しかし、直後の21分にMFのウィリアン・アロンが軽率なプレーから退場処分となり、多くの時間を10人で戦うこととなった。
 ビッグネームこそ少ないものの、スペイン人監督、ミゲル・アンヘル・ラミレス氏に組織的なプレーを仕込まれたインデペンディエンテは、後半早々にビッグチャンスを迎えるも、同点とはならず、逆にフラメンゴがカウンター攻撃からMFジェルソンが追加点を決めて2対0とした。
 その後、インデペンディエンテにもレッドカードが出て10人対10人となった。対等の立場で戦えるようになったフラメンゴは、試合終了間際の後半43分に、ジェルソンがこの日2点目、チームとしては3点目となるダメ押し点を決めた。
 試合はそのまま3対0で終了し、フラメンゴがチーム初、ブラジル勢としては11回目の優勝を果たした。
 週末の2月29日にリオ州選手権セカンド・ステージ、リオ杯の開幕戦を戦うフラメンゴは、週明けの3月4日には今年最大の目標、連覇を目指すリベルタドーレス杯の初戦、コロンビアでのジュニオール・デ・バランキージャ戦に挑む。(26日付グローボエスポルテなどより)