25日の夜、ブラジル南東部のサンパウロ州で降った豪雨は、寒冷前線と同州内陸部の低気圧の相乗効果とされていたが、ブラジル南部のサンタカタリーナ州山間部では27日朝、今年1番の寒さとなり、霜が降りる所まで出た。
暦の上の夏が終る前に降霜を見たのは、全国一の低温をしばしば記録するウルペマ市だ。同市での朝6時の気温は0・98度で、視界全てが白く染まった。
また、リンゴの里として知られるサンジョアキン市でも、部分的に霜が降りたが、こちらの朝6時の気温は5度で、降霜もさほど強くなかった。
ただし、日中は雲の合間から日が差すような天候で、気温も上がり、山間部の最高気温は23度前後、その他の地域の最高気温も、南部27度、フロリアノポリス周辺28度、西部と北部では30度に達する見込みだ。
サンタカタリーナ州山間部での降霜は、この夏既に2回目だ。1回目はサンパウロ州やミナス州で大雨が降った直後の1月25日で、今回同様、ウルペマ市などで降霜を見た。
同市での同日朝6時の気温は1・7度で、ウルビシ市では4・3度、サンジョアキン市でも6・7度を記録した。この時も、山間部の最高気温は23度前後で、山肌に沿った草むらなどは、朝の間、うっすらと霜が張った状態が続いた。(2月27日付G1サイトならびに1月25日付G1サイトより)