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《ボタフォゴ》本田圭佑の選手登録が完了=7日のフラメンゴ戦でデビューなるか?

 元サッカー日本代表MFの本田圭佑の選手登録が完了したと、ブラジルサッカー連盟(CBF)が3日に正式発表した。
 これにより、本田のデビューに向けての法的障害はなくなり、デビューの日時はボタフォゴサイドにゆだねられることとなった。
 ボタフォゴ首脳陣は、「本田をいつデビューさせるかは、パウロ・アウトゥオリ監督次第」としているが、ブラジルメディアは、「7日にリオのマラカナンスタジアムで行われる対フラメンゴ戦に出場するかは不確定」としている。
 7日がアウェイゲームで入場料収入が入らないので、本田のデビューを15日にホーム、ニルトン・サントス競技場で行われるバングー戦にするのではないかとの予想だ。この試合は地上波生中継も予定されている。
 フラメンゴは、控えメンバーにも各国代表経験者や欧州クラブ経験者をそろえ、開幕から丸2カ月もたたないうちに、ブラジルスーパー杯、リオ州ファーストステージのグアナバラ杯、レコパを制覇し、破竹の勢いだ。
 そのフラメンゴとの直接対決で本田をデビューさせ、満員のマラカナン競技場で、本田がチームを勝利に導く活躍を見せれば、この上ないデビューだが、総合力の差から、ボタフォゴが一敗地にまみれる可能性も決して低くはなく、大敗すれば本田のデビューにケチがつく。
 また、マラカナン競技場がいくら満員になっても、チケット収入はフラメンゴのものだ。こうした要因が、「本田は15日のホームゲームでデビューするのでは?」と地元マスコミがかんぐる理由だ。
 アウトゥオリ監督は、1日に行われたボアビスタ戦の後、「本田のデビューに関しては、総合的に見て判断する。なにか一つの要因だけが他より重要ということはない。チームとしての必要性を見極めなければならないし、個人的な意思が介在することもない。彼のデビューには法律的な問題も絡んでくる。日本人のサッカー選手がブラジルで就労ビザを得ることは簡単ではない。マスコミの皆さんもおちついて。もちろん、7日のフラメンゴ戦はビッグゲームだが、決して、それに全てを賭けるという性質の試合でもない。本田がより早くボタフォゴの助けになることが重要」と語った。(3日付グローボ・エスポルテより)