大空不動産(小林優子社長)と小林建設が提供する、高齢者向けバリアフリーの分譲マンション「すいせんビル」の建設に向けた土地整備が始まり、写真の通り、すでに地下を深く掘り下げている。竣工は2022年6月の予定で、現在も入居者募集中。
すいせんビルは高齢者養護施設と違い、自立して生活できる健康な日系高齢者が、便利な自宅で仲間と楽しく過ごせる集合住宅にするという発想のもとに建設が進められている。
場所はサンパウロ市リベルダーデ区グロリア街501番。メトロの日本リベルダーデ駅に近く、サンパウロ日伯援護協会本部ビルと医療センター、ブラジル日本文化福祉協会ビル、日本食材店、多くの県人会会館も徒歩でいける好立地だ。
マンションは地下2階から地上11階まで。地下駐車場付きで、共用の台所と食堂、コインランドリー、カラオケなどを楽しめる娯楽室、軽い運動ができる広場や家庭菜園を楽しめる共用スペースも完備する予定。
外に出なくても食堂では食事(有料)の提供をし、マンション内に診察室とリハビリ室を設置し、医師による定期訪問診療も検討している。
駐車場なしのワンルームから駐車場・2寝室付きの住居もあり、価格は32万7千レアルから。専有面積は32・68~58・33平方メートル。4割ほどの入居がすでに決まっている。
問い合わせは大空不動産(サンパウロ市リベルダーデ区グロリア街466番、電話=11・3277・8545/3274・6775)まで。