ブラジル・サッカー連盟(CBF)は6日、今月のW杯南米予選に出場するA代表、同時期に開催される親善試合に出場する五輪代表の計47選手を発表した。
A代表24人のメンバーは以下の通りだ。<キーパー>エデルソン(マンチェスター・シティ)、ウェーヴェルトン(パルメイラス)、イヴァン(ポンテ・プレッタ)、<サイドバック>ダニ・アウヴェス(サンパウロ)、ダニーロ、アレックス・サンドロ(共にユベントス)、レナン・ロディ(アトレティコ・マドリッド)、<センターバック>マルキーニョス、チアゴ・シウヴァ(共にPSG)、フェリペ(アトレティコ・マドリッド)、ミリトン(レアル・マドリッド)、<ミッドフィールダー>カゼミロ(レアル・マドリッド)、アルトゥール(バルセロナ)、ブルーノ・ギマリャンエス(リヨン)、ファビーニョ(リバプール)、コウチーニョ(バイエルン・ミュンヘン)、エヴェルトン・リベイロ(フラメンゴ)、<フォワード>ネイマール(PSG)、エヴェルトン(グレミオ)、ブルーノ・エンリケ、ガビゴル(共にフラメンゴ)、ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)、フィルミーノ(リバプール)、リシャルリソン(エヴァートン)。
五輪代表23人は以下の通り。<キーパー>クレイトン(ブラガンチーノ)、ルーカス・ペリ(サンパウロ)、フェリペ(グレミオ)、<サイドバック>エメルソン(ベティス)、グガ(アトレチコ・ミネイロ)、アイルトン・ルーカス(スパルタク・モスクワ)、カイオ・エンリケ(グレミオ)、<センターバック>ガブリエル(リール)、イバニェス(ローマ)、ルイス・フェリペ(ラツィオ)、リャンコ(トリノ)、<ミッドフィールダー>ダグラス・ルイス(アストン・ヴィラ)、ウェンデル(スポルティング・リスボン)、マイコン(シャフタル・ドネツク)、マテウス・エンリケ(グレミオ)、ルーカス・パケタ(ACミラン)、レイニエール(レアル・マドリッド)、<フォワード>アントニー(サンパウロ)、ペドリーニョ(コリンチャンス)、パウリーニョ(バイエル・レヴァークーゼン)、マルティネッリ(アーセナル)、マテウス・クーニャ(ヘルタ)、ヴィニシウス・ジュニオル(レアル・マドリッド)。
なお、昨年の欧州最優秀キーパーに選出されたアリソン(リバプール)は故障のため、今回は招集を見送られた。
今回のA代表での注目ポイントは、昨年の南米一、クラブW杯準優勝のフラメンゴからエヴェルトン・リベイロ、ブルーノ・エンリケ、ガビゴルの攻撃の三羽烏が招集されたことだ。3人は昨年のコパ・アメリカには招集されておらず、フラメンゴの好調さを買われての招集と思われる。
また、五輪南米予選のメンバーだったイヴァンとブルーノ・ギマリャンエスの2人がA代表に格上げになっている。
だが、招集漏れが悔やまれた選手もいる。もっとも疑問の声が上がったのは、レアル・マドリッドの19歳、ロドリゴの不在だ。欧州チャンピオンズ・リーグでハットトリックを決めるなど、10代選手としては破格の成功を収めていたが、このところ、レアルの試合に起用されていなかったことが響いた。
また、フラメンゴの中盤を支えたジェルソンが、A代表にも、年齢的に参加資格(23歳以下)のある五輪代表にも選ばれていなかったこと、さらにマンチェスター・ユナイテッドのボランチのレギュラー、フレッジの不在も惜しまれた。
五輪代表の方は、1月から2月にかけて行われた南米予選の際に所属の欧州クラブから招集拒否を受けていたエメルソン、リャンコ、ダグラス・ルイス、マルティネッリに加え、19歳にしてレアル・マドリッドの準レギュラー、ヴィニシウス・ジュニオル、昨年のコパ・アメリカではA代表として招集を受けていたルーカス・パケタを加えた層の厚いメンバーとなった。
特に18歳のマルティネッリは、名門アーセナルのレギュラーとして活躍中だったことからA代表での招集を望む声も少なくなかった。彼はイタリアとの二重国籍選手で、将来的にはイタリア代表で招集されることを恐れられてもいる。
A代表が戦うのワールドカップ南米予選は、3月27日が自国レシーフェでのボリビア戦、31日が敵地でのペルー戦。五輪代表は26日と29日にサウジアラビア、エジプト代表と試合を行う。(6日付CBFサイトなどより)
タグ:W杯 サッカー パルメイラス コリンチャンス ネイマール サンパウロ