5日、サンパウロ市中央部ルーズベルト広場のすぐ傍にあり、サンパウロ市東部と西部を結ぶトンネルで、トラックの荷台が跳ね上がり、車体が急停止し、動けなくなる事態が起きた。事故発生は午前1時30分頃で、東部に向かっていたトラックが、トンネルに入る道路に出来ていた穴の上を通り過ぎた際、カサンバ(荷台)の留め金が外れ、トンネルに入った直後に、上部の梁に引っかかってしまった。トラックは車体前部が大きく持ち上がった状態となり、身動きが取れなくなり、運転手も額に軽いけがをしたが、夜中だったことが幸いし、これ以上の事故は起こらなかった。トンネル崩壊の危険性はないというが、気になるところだ。
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2月29日から運行をストップしているサンパウロ市モノレール15号線が、6日に運行再開に向けたテスト運行をはじめた。この線では、2月27日に一部車両のタイヤが破損する事故が発生。製造会社が全車両の点検を勧めたため、2月29日から運行が停止されている。6日付現地紙によると、タイヤが破損した原因はまだ解明されていないというが、大丈夫か。再開を待たされる市民のイライラはわかるが、安全性は求めたいところだ。
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サッカーのリベルタドーレス杯で5日、サンパウロは標高3800メートルの敵地ペルーで行われた対ビナシオナル戦で1点を先取したが、逆転され、2―1で敗れた。グループリーグの初戦は3日にはじまり、ブラジルから出場した他のチームは全て、勝利を飾ったが、最後に試合を行ったサンパウロはそれに続くことが出来なかった。この後の試合での巻き返しを期待したい。