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《コロナウイルス》ラテンアメリカ諸国でも着実に感染拡大=10カ国で感染が確認

 3月9日の時点で、ラテンアメリカ諸国の中で、新型コロナウイルス感染症(COVID―10)の感染者が確認された国は、エクアドル、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ドミニカ共和国、チリ、ペルー、コロンビア、コスタリカ、パラグアイの10カ国となった。
 アルゼンチンでは7日に、フランス旅行の帰りに発症したギレルモ・アベル・ゴメスさん(65)が死亡し、同国またラテンアメリカで最初の死者となった。この男性はコロナウイルスに感染する前から、糖尿病、腎不全、高血圧などの慢性病を抱えていた。アルゼンチンの感染者は合計11人だ。
 アルゼンチン保健省は声明を発表し、感染拡大が進んでいる、イタリアやスペイン、フランス、ドイツ、中国、日本、韓国、イランなどの国々を訪れた公立および私立学校の学生(生徒)と教職員は、14日間は学校に出て来ず、自宅に留まるよう求めた。
 コロンビアも9日、新たに2人の感染を確認したと発表した。同国保健省は、感染が確認されたのは、ブガ在住の34歳の男性と、メデリン在住の50歳の女性だと発表した。2人ともスペインに旅行歴があり、容体は安定している。コロンビア国内で正式に感染が確認された患者はこれで3人だ。当局は、今回感染が確認された2人と接触した疑いのある人々を探している。
 その他の国の9日現在の感染者数は、エクアドル15人、ブラジル25人、メキシコ7人、チリ10人、ドミニカ共和国2人、コスタリカ9人、ペルー6人、パラグアイ1人となっている。(9日付アジェンシア・ブラジルより)