ホーム | ブラジル国内ニュース | ロナウジーニョ、結局逮捕=偽造パスポート使用で

ロナウジーニョ、結局逮捕=偽造パスポート使用で

 ブラジルのサッカー史を代表する名選手として知られたロナウジーニョ・ガウッショが6日夜、偽造パスポートの使用で実兄と共にパラグアイの首都アスンシオンで逮捕された。7日付ブラジル国内紙、サイトが報じている。
 ロナウジーニョとマネージャーの兄アシス氏は4日、パラグアイ発行で、本物だが、同国国籍を持っているという虚偽の情報が入った偽造パスポートと、偽の身分証明書使用の件で宿泊先のアスンシオンのホテルで取り調べを受け、5日の午前中には同国検察庁で事情聴取を受けた。
 パラグアイの検察庁は供述後、二人は直接偽造に関わっていないとして、不起訴にする方針を固めていた。
 だが、検察が出したロナウジーニョら不起訴の意見書を、ミルコ・ヴァリノッティ判事が却下。同判事はこの件の判断をどうするかを、検察側に差し戻した。
 その結果、フェデリコ・デルフィーニ検察官が、「国外脱出を防ぐため」に逮捕することを求め、それが了承された。
 二人は、宿泊先のホテルを「ヨット&ゴルフ・クラブ」からシェラトン・ホテルに変更し、新たな宿泊先に到着した後に逮捕された。
 翌7日にはクララ・ルイス・ディアス判事が、2人の逮捕による一時拘束を改めて認めた。
 ロナウジーニョの担当弁護士のセルジオ・ケイロス氏は、「2人の逮捕は違法」だとして、無効を求めている。
 パラグアイの検察によると、2人にはさらなる余罪の疑いがあって調査中だという。