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熊本県人会=上塚周平墓参りツアー開催へ=清原会長が新方針打ち出す

総会に出席した皆さん

 ブラジル熊本県文化交流協会(清原健児会長)は3月1日午前11時から、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の同会館で定期総会を開催し、20人余りが出席した。
 日下野良武理事長が司会を務め、小山田(おやまだ)祥雄(さちお)元会長が議長を担った。奥村ネルソンさんが19年度事業、坂本マリナさんが19年度会計報告を行い、拍手で承認された。
 続いて奥村さんが20年度事業計画、坂本さんが予算案を発表、同様に拍手で承認となった。

新方針を発表する清原会長

 清原会長は今年の方針として「通常会員は年150レアルのまま。だけど会費クラス分けを増やし、余裕のある人には企業会員(3千レアル)などの他のクラス会員を作り、そちらを勧めたい」と説明した。さらに「まだ県人会の存在を知らない人がいる。新しい会員を増やしながら、既存の500家族会員とのつながりを復活させ、一人でも多く会費を払ってもらえるように働きかけたい」と意気込んだ。
 大サロンの利用料(非会員1500レ、会員1千レ)の値上げ案も出たが、理事会の判断に委ねることになった。
 4月25日(土)には、祖父が熊本出身のブラジル陸軍少将のエドソン・マサユキ・ヒロシ氏(52、三世)を囲む会を開催する予定。昨年末に現職に昇進し、サンパウロ州カンピーナス市の陸軍11師団司令官に着任し、約4500人を指揮する将官になった。
 さらに5、6月頃には、熊本出身で「日本移民の父」と呼ばれる上塚周平が眠るプロミッソンに墓参りツアーをする予定になっている。初めての試み。
 清原会長によれば「熊本が誇る城南町の偉人を忘れないように、皆で訪ねようと思い、企画しました」とのこと。20人程度で県人会員以外も参加可能。一泊二日を想定。リンスの温泉ホテルの宿泊しながら、プロミッソンの熊本関係者と交流し、公園や墓地など上塚翁のゆかりの地を回るという。
 問合わせは同協会事務局(11・5084・1338)まで。