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《ブラジルサッカー》伝統のグレ・ナウで退場者8人=424回目の対決はスコアレス

折角の伝統対決も残念な結果になってしまった(Ricardo Duarte/Internacional)

 ブラジル南部、リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレに本拠を置く2大名門サッカーチーム、グレミオとインテルナシオナル(インテル)が12日、リベルタドーレス杯の舞台で初めて対戦。グレミオのホーム、アレーナ・ド・グレミオで行われたグループリーグ第2節の試合は、0対0の引き分けに終わったが、両チーム共に4人ずつ、合計8人の退場者が出る大荒れ模様となった。
 両チームの対戦は「グレ・ナウ」と呼ばれ、ブラジルでも屈指のクラシコ(伝統カード)として知られている。
 南米一を争うリベルタドーレス杯でも、グレミオは優勝3回、インテルは優勝2回と、実績も十分だ。
 試合は後半40分まで緊迫した攻防が続き、どちらにも退場者は出ていなかった。
 だが、グレミオのペペとインテルのモイゼスが接触プレーの後に口論を始めると、両軍のチームメイトがそれに加勢し、騒動は大きくなった。
 主審は後半44分に、グレミオのペペ、ルシアノ、インテルのエデニルソン、モイゼスの計4人にレッドカードを提示した。
 インテルのモイゼスが退場する際にグレミオベンチの前を通ると、グレミオの選手たちと再度口論になり、その後はさらに激しい乱闘へと発展した。
 主審はその後、グレミオのカイオ・エンリケ、パウロ・ミランダ、インテルのピラセデス、ビクトル・クエスタの合計4人を退場させた。
 結局試合はそのまま終了。424回目の伝統対決は後味の悪い終わり方となった。(12日付テラ・サイトなどより)