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援協=さくらホームに本格的日本庭園=役員会で造園計画の概要発表

援協2月役員会=さくら公園の造園計画の概要(当日発表された資料より)

 サンパウロ日伯援護協会(与儀上原昭雄会長)は月例定例役員会を2月27日、サンパウロ市リベルダーデ区の援協本部ビルで行った。援協創立60周年記念誌の進捗報告やさくら公園の造園計画の詳細が発表された。
 施設報告では、サンパウロ州カンポス・ド・ジョルドン市にある「さくらホーム」内公園の造園改修に関して、国際協力機構(JICA)ボランティアの中俣敏朗さんが計画概要を発表した。
 竜安寺や東福寺の庭をイメージした枯山水ゾーン、滝流れゾーン、鳥居などが設置され、1年を通して来園者を楽しませる本格的な日本庭園に改修される予定だ。
 特に枯山水ゾーンには日本列島に見立てた庭石が配置されるそう。枯山水は、水を使わずに石や白砂で山や川といったあらゆる自然の風景を表現する手法。禅寺に多く造園され、禅僧が庭園を見ながら瞑想や坐禅を組むために用いられた。桜とはまた別の美しさが楽しめるようになりそうだ。
 記念誌制作進捗について園田昭憲副会長は、「ポルトガル語へ翻訳はすでに終了しており、文章を読みやすくする校正作業に入っている」と報告した。完成は6月頃になるとの見通し。
 今年の定期評議委員会、定期総会開催は4月18日に開かれる予定。当初25日の予定だったがブラジル日本文化福祉協会の総会と日程が重なったため予定を1週間早めての開催予定となる。
 日伯友好病院を除く1月度決算は134万レアルの赤字を計上したが、同病院を含む全体では766万レアルの黒字となった。