NHKの人気番組「クローズアップ現代+」で先月27日に、「60代の孤独死 団地の片隅で ~外国人労働者の末路~」と題した番組が放送され、デカセギ30周年目に入った今、祖国に戻れず孤独死した日系ブラジル人の悲惨な現実が反響を呼んでいる。
愛知県名古屋市の中駒九番団地で、60代の日系ブラジル人労働者が亡くなった。そのうちの1人のアルベルトさんは、30代で訪日し、64歳で生涯を終えた。死因は病死で、死後3週間経ってから発見された。
もう1人は団地の一角でホームレスをしていたフラビオさん。仕事を失ったが、日本での生活が長くなるにつれ家族との縁も薄くなり帰国できず、60歳で孤独死した。
番組では、こうした高齢化する外国人労働者の問題や対策、今後の日本の社会がどのように外国人労働者を受け入れるかについて考察している。
番組の放送は終わったが、NHKのサイト記事(https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4391/index.html)で内容を読むことができる。
タグ:デカセギ