新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内の自動車工場が操業停止中もしくは停止に踏み切ることを決めていると、27日付現地サイトが報じている。
全国自動車工業会(ANFAVEA)によると、国内にある65カ所の自動車、バス、トラック、農業機械の製造工場全てが操業を停止するという。この措置は各製造会社が、「従業員同士の感染を防ぐための隔離や距離を置くことの必要性」と「自動車の需要の低下」の二つの理由で決めたものだ。
また、コロナ対策で販売店は閉鎖されており、2月の時点での在庫も37日分あったという。
34を占める乗用車の製造工場は全て、4月の半ばまで操業を止める予定だ。該当する企業は、シボレー、FCA、フォード、ホンダ、ヒュンダイ、ルノー、日産、トヨタ、フォルクスワーゲンなどだ。
メルセデス・ベンツ、ヴォルヴォ、フォルクスワーゲンなどは、バスとトラックの工場九つの操業停止を決めている。スカニアも近日中に操業を停止する見込みだ。
日本のコマツなどの農業機械製造工場や建設用機械の製造工場も同様に停止する。
ANFAVEAのリストにはオートバイの工場が含まれていないが、国内のシェアの9割以上を占めるホンダとヤマハは既に、マナウスにある工場の操業停止を宣言している。
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