イタケーラ日系クラブ会長、茨城県人会会長、子供の園副理事長などを歴任してきた鈴木康夫さんが、3月29日に自宅で亡くなった。享年85。東京都出身。
鈴木さんは東京農大を卒業後、1960年に渡伯。サンパウロ市イタケーラ区に農業移民として入植。農業を行う傍ら、資金を貯め、うずらの卵の生産農場を作った。生前は茨城県人会のイベントを通じ、書道などの様々な日本文化を伝えてきた。
家族によれば死因は、以前から腎臓が悪く、年齢の関係もあって痴呆症を患い、しばらく入院していたことなどが複合した結果だという。いったん退院して3日後に亡くなった。
葬儀は家族葬として本日3月30日、サンパウと市のビラ・アルピーナで行われた。現在のコロナ問題が落ち着き次第、『鈴木康夫さんお悔やみの会』を行う予定だという。