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東西南北

 「ネット上の人気に支えられている」との印象の強いボルソナロ大統領だが、リオ連邦大学とサンパウロ社会政治財団が行った調査によると、ツイッター上で行なわれている大統領支持のコメントのうち、半分以上の55%が「ロボ」と呼ばれる自動拡散アカウントによるものだということが判明したという。大統領のネット上の支持に関しては、次男カルロス氏や三男エドァウルド氏が指示しているという疑惑が連邦議会でも問題にされており、このロボットの存在もかねてから疑われていた。様々な仕掛けの疑惑が報じられるようになってきているが、現在の大統領に対する実際の世間の声の状況をもっと知りたいところだ。 
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 ここのところツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSが、コロナウイルス関して適切でない言動を行ったとして、ボルソナロ大統領の投稿を強制削除して話題となったが、福音派の大物シラス・マラファイア牧師のツイートも、2日に全部で7つ削除されていたことがわかった。これはマラファイア氏が「リオの集中治療施設(UTI)に入院している人などいない」などの投稿を行ったためだ。こうしたことが続いてしまうと、人々の不信感は上がっていくだけでは。 
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 サンパウロ州でのクアレンテーナもはじまって2週間が経とうとしている。その間、これまでの生活パターンや商業活動が止まってしまうなど混乱も生じているが、国民の多くが世界保健機関や保健相、自治体の長の指示に忠実に動いていることが、せめてもの救いか。こうして努力を続けて、感染拡大ができるだけゆっくり進んで、医療崩壊しないことを祈りたいところだ。