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ピエダーデ富有柿祭り中止=第20回、市180周年だったが

3月初めに来社していた一行

 ピエダーデ文化体育協会(菅野哲夫会長)とピエダーデ市が共催する「第20回ピエダーデ富有柿祭り」が5月8日から10日までの3日間、同文協会館(Rodovia SP 250, km 101, Trecho Piedade/Pilar do Sul)で開催される予定だった。3月初めに告知のために来社していたが、今回のコロナ危機を受け、急きょ中止になった。
 今年は富有柿祭りが20回目、ピエダーデ市が5月20日に創立180周年という節目を迎えていた。そのため例年よりも規模を拡大し、夜には同市が企画したショーを行う予定だった。
 3月初めに来社した際、菅野会長(55、三世)は今年の柿の出来について、「今年は収穫時期が遅いが気候が涼しいので、柿の出来は良い。甘い柿が獲れそうですよ」と語っていた。
 ピエダーデ文協自慢の焼きそばやカレーなどの日本食や、約30の出店業者、和太鼓、歌謡ショーなども予定されていた。
 来社した三島順一副会長(69、二世)、高宗厚会計(73、三世)は「今年は節目の年なので、例年よりも大きく開催します。甘くて美味しい柿も収穫できそうなので、ぜひ遊びに来てください」と来場を呼びかけていたが、残念なことなってしまった。
 関係者によれば「柿がないと柿祭りにならないので延期はできない」とのこと。問い合わせは同文協(電話15・3244・1664)へ。