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《ブラジル》ウェイントラウビ教育相=人種差別的口調で中国を挑発=大統領三男の騒動に続き

 アブラアン・ウェイントラウビ教育相が4日、漫画「トゥルマ・ダ・モニカ」のキャラクターを使って、中国人のポルトガル語の発音をからかう形で、中国を挑発するようなツイッターの投稿を行い、物議を醸した。4日付ブラジル国内サイトなどが報じている。
 ウェイントラウビ教育相はこの日、漫画「トゥルマ・ダ・モニカ」で実際に描かれた、中国の万里の長城に同漫画のキャラクターたちを添えた挿絵を使い、Rの発音をLで話すキャラクター、セボリーニャの使う文体を中国人の話すポルトガル語の口調を真似ながら、「この世界的危機に優位に立つのは誰? セボリーニャかな? セボリーニャが世界征服する完璧な計画を助けるブラジルのお友達は?」などというコメントをツイッターに載せた。
 中国とブラジルの関係は、3月18日に大統領三男のエドゥアルド下議が、中国で起きた新型コロナウイルスを1986年のソ連でのチェルノブイリ原発事故と比較し、「あの国は大事な何かを隠している」と陰謀論を唱えたことから、在ブラジル中国大使館から強い抗議を受けたばかりだった。
 仲間からの抗議を受けて、ウェイントラウビ氏はこのツイートを削除したが、相変わらず、中国が新型ウイルス感染症に関する正しい情報を流さなかったことなどを批判した。在ブラジル中国大使館は6日未明、抗議声明を出し、ツイート内容や人種差別的な口調に対し、強い不快感を示した。