文協＝コロナ対策で危機管理委員会＝特典制度プレミアム開始＝新規会員を大々的に募集

文協プレミアムの会員カード

　新型コロナウイルス（Ｃｏｖｉｄ―１９）による未曾有の事態の中、ブラジル日本文化福祉協会（石川レナト会長）はコロナ対策を本格化させるために危機管理委員会を立ち上げた。また、会員に向けての新しい取り組みとして会員特典制度「文協プレミアム」を４月から開始した。

　コロナ拡大防止措置により、文協が運営する関連施設（国士舘センター、日本館、移民史料館など）が一時休館となり、イベントの延期や中止を余儀なくされ、収益が激減している。
　それに対処するために「危機管理委員会」を設立し、会長及び７人の副会長らが財務状況について毎週ビデオ会議を行い、悲観的・現実的・楽観的条件を想定してコスト削減などを話し合っている。
　一方、会員向けの新しい取り組みとして、会員特典制度「文協プレミアム」が４月より開始された。同制度は文協会員であればパートナー企業のオンラインショッピング・サイトで商品を購入する際、文協会員コードを入力して割引や特典を受けられる。パートナー企業は以下の３社。

文協プレミアムのパートナー企業

▼ミナス州南部に近いモジアナ地方のサンジョアンダボアビスタにあるコーヒー大農場「カフェ・ファゼンダ・アリアンサ」産地直送のコーヒー豆（Café Fazenda Aliança〈https://cafefazendaalianca.com.br/compre-cafe/?v=19d3326f3137〉）＝１５％割引と豪華特典。
▼大手家電店「ファストショップ」（Fast Shop〈https://www.fastshop.com.br/bunkyo/〉）＝割引と豪華特典。日系人が経営しており、中産階級以上向けに絞った商品ラインになっている。
▼「コンビニ」（Konbini Produtos Orientais〈https://www.konbini.com.br/〉）＝日本、韓国、中国、タイの商品を購入できるオンライン・サイト。海藻、お菓子、ジュース、ビール、調味料、家庭用品、アクセサリー、文房具、化粧品、装飾品、ギフト、その他多くの製品を取扱う。１５％割引。
　この他、会員には各種特典がある。詳細は文協サイト（www.bunkyo.org.br/jp/2020/04/13/%e6%96%87%e5%8d%94%e3%83%97%e3%83%ac%e3%83%9f%e3%82%a2%e3%83%a0%e4%bc%9a%e5%93%a1%e7%89%b9%e5%85%b8%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/）で確認を。
　会員には個人の普通会員（年４００レアル）と特別会員、法人会員にも６種類（１１００レアルから）がある。申込みや問い合わせはメール（atendimento@bunkyo.org.br）まで。
　本年度の年会費が未払いまたは、月払いの会員への状況を考慮し、会費の１０％割引を５月３１日までに延長することを決定。文協広報によればパンデミック終息後の計画も練り始めており、「新たな文協として大きな挑戦のために準備を行なっています」と積極的な姿勢を見せている。

□大耳小耳□関連コラム
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　貧困家庭に基礎食糧品を援助する「CORONA NO PAREDÃO」（コロナ防壁）」を文協も支援しており、多くの人に協力を呼びかけている。寄付は１口（セスタ）５０レアルから寄付となっており、５口、１０口、１０００口と寄付口数を選ぶ事ができる。同キャンペーンを主催するＮＧＯ団体「Gerando Falcoes」は、１０年以上にわたり多くのプロジェクトを実施している。寄付は以下のリンク（https://gerandofalcoes.com/coronanoparedao）から。