ツイッターなどで新型コロナウイルスの世界的流行から派生する様々な問題にも発言しているボタフォゴの本田が、3月の給与を返上することをチームに申し出ていたことが分かった。
これはチーム幹部のカルロス・アウグスト・モンテネグロが、サッカージャーナリスト、ジョルジ・ニコラ氏主催のYouTubeチャンネル、「カナル・ド・ニコラ」に出演した際に明らかにした。
「家族と遠く離れて、ブラジルで暮らさざるを得ない状況に置かれているのに、彼の態度は模範的。そのふるまいは、素晴らしい。それだけでなく、『チームが(財政的に)難しい状況に置かれていることは知っている。3月分の給料はもらわなくても良い』とまで言ってきた。もちろん、チームとしては、給料を払わないなんてことは出来ないがね」とモンテネグロ氏は語った。
ブラジルの有力スポーツ情報サイト、「グローボ・エスポルテ」の取材に、モンテネグロ氏は「5月分だって、選手への給料減額などは起こらない」と語った。
同サイトは、本田が4月26日に、「プロスポーツチームに関して、経営者が直ぐにでも年俸の高い選手から順に給料カットのお願いをしに行くべき。(中略)じゃないと、潰れるチームが増えて、結果的にファンが悲しむことになる」とツイートしたことも併せて報じている。(9日付グローボ・エスポルテより)