外出規制が続く中、アプリ「Zoom」でモニター上の画面を分割し、複数の人と話し合いを行うことが様々な分野で活発化しているが、最近はそれを生かして有名政治家が公開討論会を行ったりもしている。最近話題となったのは、9日に行われた、マンデッタ前保健相と、一時、同氏の後任候補と見られたオズマール・テラ前市民相の討論だ。かねてから「隔離不要論」を唱えるテラ氏はここでも持論を曲げず、「まだ1万人しか死んでいない」と発言。それを聞いたマンデッタ氏が、憤りを隠せない姿も映し出されていた。持論を展開したいのはわかるが、テラ氏にとって死者が多いと思える数はいくつなのだろう。
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9日、サンパウロ市パウリスタ大通りでコリンチャンスの応援団約40人が集まり、「民主主義の遵守」を叫んで反ファシズム集会を行った。彼らは、同大通りでデモを行うつもりでいた、ドリア州知事の隔離政策に反対するボルソナロ大統領支持者を手荒に追い返した。暴力はいけないが、ここ数週間、週末に大統領支持者たちが同大通りに集まり、コロナ対策上、歓迎されない群衆を作ってデモをやり続けていたことは問題視されていた。
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9~10日の週末はここ最近ではめずらしく、比較的デモなどが目立たなかった。だが、9日にブラジリアで大統領支持者の行ったデモでは、参加者たちが死んだふりをして、持参した棺桶の中に入るなどの悪ふざけを行う様子を録画した動画が流れ、激しく批判される出来事もあった。コロナによる犠牲者や遺族を愚弄するようなことだけはやめてほしいところだ。