レジストロ日伯文化協会(川尻イリネウ誠会長)が7月4日(土)、5日(日)に開催を予定していた「レジストロ寿司まつり」と、リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)が7月15日(水)、16日(木)に予定していた「七夕まつり」の中止が決定した。
レジストロ寿司まつりは93年からレジストロ市とレジストロ文化体育協会の協力を得て開催されており、市にはすでに馴染み深い伝統的行事となっている。近年は寿司以外に多彩な日本食を提供しており、ショーやカラオケコスプレ大会なども催されている。昨年にはJICAボランティアの田中久美子さんによる日本食教室も開かれ、2日で約1万人が来場したという。
おなじく7月内に開催される予定だった伝統の七夕まつり。規模の大きい祭りの一つで「冬の風物詩」とも言われていた。昨年開催時にはリベルダーデ広場だけではなく大通りの一部を出店業者スペースとして使用し、会場規模を1・5倍へ拡張して開催した。
笹飾りで彩られ、華やかな衣装に身を包んだ様々な踊りが披露される会場を20万人(開催者発表)が訪れた。街内に多くの人が集まり賑わうことから池崎会長は「現時点では命を守ることが重要」と延べ、「来年の2021年には倍の準備をしましょう」と来年への開催に期待を込めた。
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オンライン開催でのイベントや会議をする団体も出てくるようになったが、食をテーマにしたものや会場を飾りつけする祭りはオンラインへの切り替えは難しい。七夕祭りの飾りつけは婦人部が1年がかりで準備するというので、来年開催の頃には2年分の飾りつけがされて非常に豪華になるかも? 様々なイベントの中止が決まるのは残念なことだが、その分「来年の楽しみ」にとっておこう。