ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長(40)がコロナウイルスに感染していることを、市広報が13日夜に公表した。同市長はがんの治療中でもある。13、14日付現地サイトが報じている。
市長のコロナ感染は、本人も14日にSNSで明らかにした。コロナ感染の定期検査で確認されたが、本人には自覚症状はなかったという。
主治医であるダヴィド・ウイップ博士の診断に従って行動を行う方針で、当面は自宅隔離を守り、ビデオ会議などで仕事を継続する。それ以後は同博士と相談しながら決めるという。
コーヴァス市長は昨年からがんを患っており、既に化学療法を終えたが、がん細胞が消滅しきっていないため、現在は免疫治療を行っている。免疫療法は入院の必要がないため、治療中も職務は通常通り行っている。
専門家の話によると、がん治療中にコロナに感染した場合も、治療は継続して行うことが可能で、むしろ中断すべきではないという。