昨年7月に聖市で起きた、元人気子役俳優のラファエル・ミゲルさんとその両親の銃殺事件で、逃走中の犯人の企業家に、友人2人が食物や金を与えるなどして助けていたことが判明した。16日付現地サイトが報じている。
人気子役だったラファエル・ミゲルさんは、23歳の誕生日だった2019年6月9日、両親と共に、サンパウロ市南部に住み、交際中だったイザベラ・マチアスさんの自宅を訪れた。ミゲルさんと両親は、イザベラさんの自宅前で、彼女の父親で企業家のパウロ・クペルチーノ・マチアス容疑者から計13発を浴びせられ、即死した。イザベラさんは同容疑者から交際を禁じられており、ミゲルさんたちが説得しようとしたために起きた。
クペルチーノ容疑者はその後、1年以上にわたり逃走を続けているが、8日付G1サイトの報道で、2人の友人が同容疑者に食物や金を与え、内陸部まで車で連れて行くなどして、逃亡を助けたことが明らかとなった。
友人の1人はサンパウロ市、もう1人はサンパウロ州ソロカバ在住者で、後者は警察で、サンパウロ市在住でピザ屋経営者の友人は逃走のための自動車も貸していたと証言している。2人の友人は同容疑者と15年来の交友関係があったという。
また、17日付G1サイトの報道では、援助をした友人たちとクペルチーノ容疑者の携帯電話でのやりとりが一般公開された。それにより、友人の1人が同容疑者に5千レアルを貸していたことも明らかとなった。