18日、前日の終り値の5・23レアルで始まったドル相場は、急激な上昇傾向を見せて5・38レアルまで上昇した。終値は5・37レアル。18日付伯字サイトが報じている。
5月に一時5・90レアル台にまで到達していたドルは、その後、米国で経済再開のメドがたった期待感から下がり続け、今月8日には4・85レアルまで落ちていた。
だが、先週、米国の中銀にあたる連邦準備制度理事会(FRB)が発表した、今年の国内総生産(GDP)成長率と失業率の予測が芳しくないものだったことや、コロナ感染者が再び増えた始めたことで、ドル高圧力が再び強まっていた。
8日の4・85レアル以降、ドルは毎日のように上昇を続ける流れだったが、17日に経済基本金利(Selic)が2・25%に落ち、18日はボルソナロ大統領一家と親密なことで知られるファブリシオ・ケイロス氏が逮捕されたことで、5・38レアルへと急騰したようだ。