15日に逮捕されたネオナチ集団「300・ド・ブラジル」のリーダー、サラ・ウインター容疑者が17日、連邦警察からブラジリアの女性刑務所に移された。刑務所内では、隔離された場所に収容されるという。同容疑者の弁護士の1人は、「彼女の理屈を弁護するのは不可能」と担当を降りている。同日は、サラ容疑者の夫と仲間2人が、ブラジリアの刑務所の前で花火を発射して逮捕されるという事件も起きた。「300」は13日にも最高裁に向かって花火を発射している。一躍、伯国一のお騒がせ犯罪者となっているサラ容疑者だが、このままでは悪印象は深まるばかりか。
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昨日付本欄で報じた、サンパウロ市在住だが近郊ジアデマ市で遺体で発見されたギリェルメ・シウヴァ・ゲデス君(15)の殺害に関係していたとして、軍警軍曹のアドリアーノ・フェルナンデス・デ・カンポス容疑者(41)が17日に逮捕された。共犯者と目されるパウロという軍警兵士も現在、捜査中だ。調べによると、カンポス容疑者は、ギリェルメ君の自宅そばの倉庫を警備する会社の経営者でもあり、そこを襲った犯人とギリェルメ君を誤認した疑いが持たれている。
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17日、サンパウロ市南部ジャルジン・サンタマルガリダで、5パックの偽札を所持していた男を見つけた警官が、彼を案内役にして工場を発見。現場にいた別の男も逮捕された。警官は、工場にあった偽札や印刷機、紙、インクなども押収した。コロナ禍の中、多くの人が生活費の困って、政府の援助などのお金を望んでいるが、ニセ札では混乱が深まるばかりでは。