ペトロブラス社が19日、ガソリン価格を精油所の出口価格で5%値上げした。また、ディーゼル油も8%の調整が行われたと同日付現地サイトが報じた。
ガソリン価格の調整は6月に入って3度目だ。ペトロブラス社によると、現在、国内を走る乗用車の60%がガソリンを使用しているという。
今回の値上げにより、ガソリンの製油所出口価格はリットルあたり0・07レアル値上がりして、1・53レアルとなった。それでも、今年に入ってからの累積では20・2%値下がりしている。
ペトロブラスは今年、既に19回の価格調整を行っている。うち7回は値上げ、12回は値下げした。
他方、ディーゼル油は5月27日以来の価格調整で、リットルあたり0・12レアル値上がりして1・63レアル/リットルとなった。今年に入ってからの累積では30・2%の値下がりとなっている。
ディーゼル油の価格調整は14回目で、3回は値上げ、11回は値下げしている。
原油やその派生品の価格は国際価格によって左右されるため、毎日、上下動を繰り返している。ペトロブラス社は今回の価格調整にあたり、最近は為替の変動も重なっているため、小刻みに調整を行う必要があると改めて説明している。